「こんな人とは付き合いたく無い」というタイプって、ありますよね。
単純に、自分との価値観や性格の違いで合わないから苦手、というのが一般的です。
あるいは、学校やご近所付き合いなど、適度な距離感を保ちながらも交流を疎かにできない場合は、少し苦手でも協調性を保ちながら適度に流して付き合わなければならない場合もあります。
軽いノリの友人関係や遊び仲間であれば、自分と違う考えの人や、少しくらい型破りなタイプ、変わった人がいた方が逆に面白い事もあります。
しかし、ビジネス関係や、自分の人生において大事な交友関係、何か物事を成し遂げたいと思うときの仲間は、「大切な宝物」として、その人脈の広がりや繋がりを有効に保ちたいものです。
ビジネスシーンも様々ではありますが、今回は、主にクリエイターやサービス関連の仲間が「絶対に仕事上で付き合わないほうがいいよね」と声をあげているタイプや、一般的にも言われる事の多い「仕事で付き合いたく無い人」をあげてみました。
実際は、付き合いたくない人って初対面で感じるものでもあるのですが、いざ自分が必要とされている状況になると、どんな相手だろうともビジネスや交流の誘いがあれば嬉しくもなって乗っかりたくもなるし、相手を助けたくもなるものです。
しかし、安易に相手の話しに乗ったところで、それが明らかに「付き合いたくないタイプ」であった場合、概ね、その予想を裏切らず残念な結果になる事が多いのも事実。
「明らかにこちらが損するだけ」というタイプの場合は、相手に期待をせずにはなから距離を保った方が、良いかもしれません。
そこで、時間を無駄にしないため付き合わないほうが良いタイプの例を、ざっくり5つあげてみました。
ちなみに、ここでは行動パターン的にわかりやすい人をあげましたので、「ネガティブ思考の人」というような、メンタル部分にフォーカスした内容ではありません。
①コール&レスポンスがうまくいかない人
これは100%正しいですよね。
コール&レスポンスがうまくいかない人(連絡のやり取りをしてもレスが来ない、遅いなどの人)とは、良い仕事はできません。
レスポンスを疎かにしている相手とは付き合うだけ時間の無駄です。
身内や友人関係、恋愛関係とのやり取りとは少し違います。
近しい仲だからこそ、余計な感情のもつれや甘えなどで、連絡が少し後回しになってしまうこともあるかも?しれません。
しかし、ビジネスの場合は、即レス、または24時間以内のレスポンスは必須。
仮にどれだけ多忙な状況でも2~3日以内と言ったところかと思います。
相手が国外出張中などの状況であれば、機内に長時間いるためコンタクトもままならないかもしれませんし、あるいは職種によっては、仕事上でスマホ等の電源を入れることができない状況だってあります。
家庭の事情や、万が一のアクシデントなどの場合もあり、相手の事情はわからないので「即レスが無いから悪い」と決めつける事はできません。
溜まり溜まったビジネスメールに目を通し、急ぎの案件からレスポンスをしていくとなると、結構な時間を要します。
多忙な方にとってはキツい作業です。
なので、3日くらいのブランクは業種によっては普通な事もあるかな、と思いますし、本当にめちゃめちゃ多忙な人は1週間くらい遅れる事も状況によりあるかもしれません。
しかし、それが挨拶程度のやり取りではなく、ビジネスやり取りの最中ならば、レスが1週間後になるということは、まずないのではないでしょうか。
レスポンスが数週間後や1ヶ月後、あるいは「来ない」などは、論外ですよね。
むしろ、相手にとって自分自身は大事なビジネス相手と思われていないだけです。
「うっかり忘れてた」なんて言い訳が来たとしたら、もはや言語道断ですよね。
そんな人に時間を割くのは無駄。
しかし、そんな横着な人の場合でも、自分自身が大事にしていたり、食いつきたいような案件には即レスをしている可能性もあります。
相手を分け隔てしてレスポンスをするような人間とは付き合わないほうがベターです。
日常においても、それが親しい間柄であれば、どれだけ会う時間が少なくても、1年や2年に1度しか会えないような関係だったとしても、誠意があれば連絡に対してレスポンスするのは当たり前です。
自分に置き換えて考えてみても、大事な仲間や仕事相手からメッセージが来たら、普通に(お待たせしすぎずに)返すはずですからね。
でも、実際に、即レスが来る方って、大抵はお仕事ができる人じゃありませんか?
②わかりやすく利害で判断する人
わかりやすい人、周りにいませんか?
付き合う相手を自分の利害優先で選んでいる人って、本当に、わかりやすーい!ですよ。
私の周囲にも、こちらの仕事が上昇している時だけ連絡をよこし、こちらがアクティブではない時期には一切連絡がないと言う、とてもわかりやすい人が少数います。
もちろん、信頼している人だからこそ、マメに連絡を取るわけではないし、互いに用事がない時は全くコンタクトしないと言う事があるのも確かです。
ビジネス仲間であれば、用件以外は無駄にやりとりもしない事も、お互いの時間の節約を思えば誠意のあることとも言えます。
最初にあげた「コール&レスポンス」の話しから少し矛盾があるかもしれませんが、面白いのは、信頼できる間柄の連絡やり取りは互いにマイペースなのに対し(頻繁に連絡があるわけでもなく、こちらを媚びたり褒めるような事もない)、利害で相手を見ている人って、やたら連絡にマメな時期があります。
わかりやすくこちらのことを褒めてきたり、媚びたり、持ち上げたり。即レスもお手の物ですが、実はそれって「期間限定」なんですよね。
相手が、自分に対して利害関係としての目線で見てきている場合、利益にならないと感じた瞬間に、そのマメさがピタッと止むんです。
私自身も、昔は、肩書きの目立つ方へマメに連絡したり大袈裟なメールを返したりしていました。(笑)
もちろん、その逆もあり、相手にとって私自身が役立ちそうな場面では、やたら持ち上げていただくような連絡を頻繁に受け取ることもありました。
だけど、そういった関係性って結局は長く続かないんですよね。
相手のことを「自分にとって損か得か」で考えた時点で、それはただの打算でしかないので、純粋な信頼関係を築く前に自分の予想していた計画が崩れてしまったら、その時点で関係は破綻します。
逆に、相手が自分のことを利害関係だけを求めて接してきたとしたら。
そこで、自分にとって損だと思ってピシャリ閉ざし、破綻できる人であれば良いのですが、相手に持ち上げられるままに気分が良くなって協力してしまったり、思わず相手のペースに乗せられてしまうような人の場合は、要注意です。
お人好しな人、親切心のある人、面倒見の良い人。そのほか、優柔不断な人も、自分が気づかないうちに、利害関係だけを求める人に操られているかもしれません。
詳しくは追々また更新しようと思いますが、分かりやすく利害を求める人の特徴としては、相手から「テイク」しかしません。
最初は、周りから見ても分かり易いほどに自分のことを気分よく盛り上げてくれ、慕っている雰囲気で接してきますが、その人が自分にとって何かをしてくれるということはありません。
相手はお調子の良い言葉ばかりで、動いているのは自分ばかり、ということがほとんどです。
少し迷った時は、相手の行動を振り返ってもいいかもしれませんね。
お互いの労力の比重が明らかにどちらに偏ってる場合は、相手に利用されている可能性もあると思って、少し要注意した方が良いかもしれません。
利用されていると分かっていても「いつか相手が気づいてくれる!」と思って抜けられないというループに陥ることもあります。
他人の気持ちを変えることはできません。時間の無駄です。
どれだけ調子の良い事を言われ続けようとも、その相手が自分へマメに接してくれるのは「期間限定」。
こちらが延々と奉仕を続ければ、それは期間限定ではなくなるかもしれませんが。
利害を求めて近づいてくる人は、相手を乗せるためにまずは喜ばせる言葉で攻めてきますので、要注意・・とわかっていても、気分のいい言葉を聞けば人間嬉しいものです。
まあ、本当に「先輩のファンで、先輩みたいになりたいんです!」って感じの、純粋に相手にぶつかってきている人もいるかもしれませんしね。
自分自身で考えた時に、(何かおかしいな?)(なんか自分ばっかり損してない?)(なんかこの人といると無性に疲れるなあ)など、少しでも違和感があれば、早めにフェイドアウトしましょう!
SNSでも、利害関係に左右される人かどうかは見てとれるんじゃないかなーと、思います。
仕事が上手くいってる様子や、ちょっと羨ましい人とご一緒してる写真などをアップした時にのみ、いいね!👍がついたり、誰かがアクティブな時期に限って連絡をする人っていませんか。
利害目的とする人は、自分にとって利益があると感じる時しかアクションを起こさないので、わかりやすい行動パターンの人が多いのです。
まあ、誰だって、仕事が調子良くいってる人に便乗したいという思いはありますけどね。
その時だけ、っていう人は確かにいますよね。(笑)
コール&レスポンスや利害関係において、相手と良い関係になれるかどうかの目安を、「わかりやすく簡単に」知るには、名刺交換後の挨拶メールでも結構な判断基準になりますよ。
詳しくは、以下リンクの別頁にまとめていますので、お時間ある方はぜひ。
③肩書きや個人情報を先に知りたがる人
最初に肩書きや個人情報を見る人(知りたがる人)は、アウトです。
例えば、この辺の情報についてを詮索することは、イギリスやヨーロッパ諸島では大変失礼な行為にあたります。
その他の外国圏でも、おそらく同じではないかな?と思います。もちろん日本でも、これらは失礼な行為として見られますよね?
例えば、ヨーロピアンにとってプライバシーを初対面で聞くことは失礼な行為であり、職場であれば立派なハラスメントに当たります。
どこの大学に行ったか、どんなポジションで仕事をしているのか、パートナーはどんな人かとか根掘り葉掘り聞くと、間違いなく「失礼な人だな!」と思われ、瞬殺で関係が終わります。
イギリスでは、既婚か未婚かだけでなく、性別も履歴書に書いてはいけません。「面接の時に聞いてはいけません」ではなく、そもそも履歴書に「書いてはいけません」と、まず教わります。
日本でも、自分が相手から根掘り葉掘りプライバシーに関することを聞かれて嫌なのは確かですよね。
しかし、ことビジネスにおいては、やたらと肩書きを重視したり、ついつい相手の出身大学を知りたくなったり、知ってノックアウトされたり(笑)などがあります。
②に繋がることですが、「肩書き」や「個人情報」を先に知ろうとする事は、つまり利害を考えるために、出会い頭に相手を精査して、自分にとって得となる人材かどうかを見極めようとしているだけです。
あるいは、ただの失礼な人。
名刺交換をすると、どうしても先に肩書きが目に入るので仕方がない事ではあります。
しかし、それ以上の事を初対面で聞き出そうとする人がいたら、構えるか、逃げるかした方が無難です。
普通の常識で言えば、ビジネス上で知りたいのは「相手が何をしている人か」ということだけですから、名刺に書いていることで間に合います。
ただ、自分が相手のことを肩書きで見ていないかと言われれば、どんな人だって「肩書きでは見てない!」とは、言い切ることはできません。
こちら側も、差し出された名刺に書かれた肩書きには影響されやすいものです。
「代表取締役」と書かれていて、構えない人はいませんからね。いや、真っ先に仲良くしたいって誰でも思うでしょう。(笑)
しかし、肩書きだけで相手を判断してしまうと、思考がブレてしまうので要注意でもあります。
極端な話し、誰でも目にしたことがあるような大企業や組織図がすぐにわかるような企業でない限り、肩書きはどうとでも言えるものでもあります。
その相手とビジネスをすることになったとして、それが意図せぬ良くない方向に傾いていたとしても、「あの人(肩書き)だから間違いないだろう」という、根拠のない安心感を抱きかねません。
または、何かこれからビジネスをしよう!と思ったときに、「あの人(肩書き)を選べば間違い無いだろう」と言う概念が生まれてしまい、その相手の、人間としての本質が見えなくなりがちです。
個人的な意見を言えば、名刺交換の文化なんか、もう不要!って思ったりもします。
思い返しても、ヨーロッパ関係で名刺を頂いた方は、ただの友達ばかり。(笑)
本当にビジネス相手として付き合った方々は、名刺交換なんてしてません。ビジネスカードをいただいたとしても、忘れた頃に後から「あ、そういえばこれが連絡先だよ」と、渡されるくらいです。
それくらい、名刺交換=初対面ですること、という概念が彼らにはないのですよね。
日本の場合は、初対面の際に名刺交換をするのはマナーのようなものですから、やはり「不要」なんていう意見は、ただの個人の意見止まりではありますが(笑)、でも、実際に名刺交換をする前に意気投合しちゃってた方が、物事が早く進むことってありませんか?
改めてビジネス相手として名刺交換して、そこで初めて相手の肩書きを知ったり、くだらない雑談ばかり繰り返してるうちに仲良くなって、時間が経ってはじめて「ええっ!同郷なんですね!」とか「僕も実は〇〇大学卒業なんですよ!」と、互いのプライベートな部分を知ったり。
そんな相手との方が、人間関係においても、ビジネスにおいてもうまく行ってるような気がします。
それって、なんの肩書きも知らない頃に純粋な思いで人付き合いを始めた相手ということ。出会った頃に感じ取った印象や対応を知っているので、いざビジネスに進むときも安心できるのは当然です。
でも、肩書きを先に知ってしまったら、もうそっち(肩書き)が先に頭に浮かんでしまいます。これは当然です。
紙に書き出すことができる情報は、字面の上での確認しかできません。
自分達もブレないようにしたいものですね。
その肩書きだけでも、十分に脳みそいっぱいになってしまうのに、それ以上の個人情報を求める人がいるとしたら、流石に警戒に値すると思います。
④やたらとミーティングにこだわる人
ミーティングに「こだわり過ぎる」人は、ちょっと面倒かな、って思っています。
ミーティングを否定しているわけではありません!
ミーティングは大事です。何かを始める際に、しっかりと計画をたてて話し合う事は必要です。
しかし、時に、このミーティング部分に尋常では無い時間を費やす人がいます。
計画に時間を費やすのも大事ですが、大切なのは、計画を話し合う事に時間をかけるのではなく、行動する事、つまりその計画を実行する事です。
ミーティング段階で大詰めに詰めすぎて、なんだか面倒くさくなってしまうような、ダラダラとした空気を作り出すより、短時間で効率よくプランをまとめて実際に行動に起こす事を優先する人の方が、やっぱり仕事も出来ると考えてしまいます。
また、そんな人や上司について行きたいって思いますよね。
計画から行動に向けて即効性を保つと、モチベーションも上がった状態で集中して仕事ができます。
何かの物事が終わるたびに、反省ミーティングの時間を頻繁に設定する人もいますが、執拗に細かいところを振り返ることは得策ではないと思うのです。
予習や反省は大事なんですけど、それらは程々にして、振り返りよりも明日の行動に向けて、ゆっくり休んだほうがいいと思います。この辺は個人的な意見ですね。(笑)
ミーティングに時間を割いたり、事前のメール等のやり取りにやたらと時間を取られることって、何事も成立していないような気がするんですよね。皆さんはどうでしょう?
ビジネスでもプライベートの仲間内の計画でも、まずはどんなプランにするかの意見収集で時間を割き、長々長々と段取りについてメールのやり取りをしたり、決め事の相談をしたり、スタートの前段階で時間を要してる場合に限って、「アノー、あれから1年経ちましたが?」ということが多いような気がするんです。
難しいところでは、この場合は相手あっての話しになるので、こちらがいくら実行を強制しようと投げかけて動いても、相手が「いや、もっと慎重に擦り合わせよう」とミーティングにこだわったまま動くことがなければ、それはもうダメなんです。
この場合、解決策はひとつです。
自分が行動に移して相手を誘導する。それに乗って来なければ、自分だけでも次に進みましょう。
「有言実行」をする人のほとんどが、行動に移すのが早い人だと思うのです。
友達との雑談でも、「今度、会おうね!」「絶対、行く行く!」「旅行に行きたいねー!」など、この辺の台詞を毎回のように言い合ってるけど、実行に移していないということは多々ありますよね。
これらが実行されるということは、誰かが先導を切って具体的に物事を進めているからなのです。
それでも、「また連絡するね!」など、先延ばしの返答をする人がいれば、それは実行されずに終わってしまいます。
それが繰り返されるような仲間内なのであれば、それはただのチャット仲間です。
チャット仲間であればまだ良いのですが、これがビジネスとなると、有言実行しない人、または実行を促しても動かない人がいるのはかなり痛手です。
こちらが幾度となくアクションを起こしたり、提案書をまとめて送っても、そういった人が相手では、延々と計画を詰めるだけでちっとも前に進みません。
相手が有言実行するタイプの人の場合、こちらが軽くメールで伺いを立てただけでも、次のレスポンスで具体提案が返ってきて、その次の段階ではすでに何らかの初歩段階を実行していることが多いです。
私の知人では、まだ相談段階にもかかわらず、すでに納品(に近い状態のファイル)を送ってくる人もいます。(笑)
あまりせっかちなのもいけないのかもしれませんが、やはり、行動、実践に移していく人の方が、こちらも刺激されますし、早く試みることで万一のやり直しも可能です。
スタートする前の段階で、ミーティングや計画ばかりを詰めたり、そこにとどまったままの方とのお付き合いは、ほどほどに踏ん切りをつけるタイミングを決めておかないと、自分の時間を無駄にすることにもなってしまいます。
どれだけミーティングを重ねても、実行しない限りは相手とのビジネスのビジョンや信頼は見えてこないということを頭に入れておくことも大事かなと思います。
ここまで、ビジネスで付き合いたく無いタイプ①〜④をご紹介しました。
次のブログでは「タイプ⑤」に焦点を置いて語っていきます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます!