その人とは「コール&レスポンス」が成り立つ人間関係になるの?簡単な実験をしてみよう!

 

ビジネス上で付き合いたい人、できれば付き合いをご遠慮したい人のタイプを、以前のブログにてご紹介しました。

ビジネスで付き合いたく無いタイプ5選。こんな人からは逃げるべし![タイプ①〜④]

 

ビジネスや交友関係で大事にしたいのはこんな人!ついて行きたくなるタイプ5選![タイプ①〜②]

 

上記のリンク2つ、ポジティブ面、ネガティブ面の両方の記事内に「コール&レスポンス」について語った頁があります。

 

コール&レスポンスが成り立つ間柄かどうか、というのは、人間関係においてすごく重要なことだと思うんです。

詳しくは、上記のリンクでご紹介していますが、今回は、コール&レスポンスが成り立つ関係・ご縁が続きそうな関係かどうか、初期のメールで簡単に相手を知るためのちょっとしたテストをご紹介したいと思います。

 

今回の内容は、上記リンクの記事内で余談としてご紹介していた一部なのですが、改めて、テスト部分のみを分割してこちらにアップし直したものになります。

 

テストというよりも、プチ実験ですね!(笑)

 

今回は「社会に出たばかり」「まだ自分は下の立場だけど、顔を広げていきたい」という、社会人初心者の方々に向けての更新です。

 

社会経験豊富な方や、立場のある方(魅力的な肩書きなどがある方)は人付き合いなんてお手のものでしょうし、今回の実験を行うことで、以前のブログ内の「ビジネスで付き合いたくないタイプ・利害で判断する人」から過剰反応される可能性があるので、このテスト(プチ実験)はスルーしてください。

社会慣れしている方は、やる必要も全くない内容です。

 

 

交流の場に慣れてない頃って、名刺交換したけど、誰にどうメールをすればいいかわからない、ただ名刺入れに溜まっていくばかりで連絡してないどころか、誰が誰かわからない・・なんて方も多いと思います。

 

やみくもに増えていく人間関係の中で、自分にとって「大事にしたほうが良い存在」や「信頼できそうな人」は誰なのか。

名刺を見ても目につくのは肩書きばかり。やはり肩書きや自分よりも経験豊富そうな人は率先してメール連絡をした方がいいのでしょうか。

 

答えは、名刺交換した方の全員を大事にしてください。出会いは全て大切です。

 

ただ、名刺交換したすべての人に対し、延々と気にし続ける必要はないのです。

そんなに多くの人との交流や人間関係を保つとなると、後々の付き合いをどうしていけば良いのか迷いますよね?でも、迷う必要はないのです。

 

簡単な方法で、人間関係がごっそりと絞られます。

 

これを、冒頭ではテストと表現してしまいましたが、ごめんなさい。(笑)

あまり深く考えずに、名刺交換して連絡するに迷ったら、以下を実行してください。

 

とっても簡単です。すごくシンプルな人間関係の見極めの解決方法です。

 

前にこのブログ内の別トピックで書いたことがあるので、もしかしたら読んだことがある方もいるかもしれません。

 

その方法とは、名刺交換したら「名刺をもらった方、全ての方々に対してご挨拶メールを送る」事を実行する。

やることは、ただこれだけです。

 

 

「名刺交換したら連絡するのは当たり前じゃん!」と、ここで思った方、素晴らしい!

はい、当たり前です。(笑)

 

でも、実際に連絡していますか?

 

会社勤めをしていると嫌でも上からそういった助言もあると思うので、全ての方へ頑張って挨拶メールしている方も多いと思います。

しかし、最近では様々な働き方も増えきたほか、フリーランスで働くことも普通となっている時代です。

名刺交換=ご挨拶メールという流れは、いわゆるオールドファッションな事かもしれません。特段、いただいた名刺の全部が全部にする必要もない、そんな時代ですよね。

 

最近ではSNSで繋がること=挨拶連絡のようなものですが、しかし、ビジネス上の主流はやはりメール。

 

1通1通、メールを打ってアドレスを入力するのも大変ですし、仮に定型文書を貼り付けるにしても、手間はかかります。

山のように増えた名刺の整理をするだけでも大変です。

 

でも、できるだけ全員にご挨拶のメールを送るようにしましょう。

人間関係もわかりやすくなってスッキリするので、後々の名刺整理も楽になりますよ。

 

 

さて、頂いた名刺に一斉にメール連絡するとします。(個人情報保護の観点や、相手からの印象としてもCC等で本当に「一斉メール」するのはタブーです。)

 

全てのメールは「同時(同日)」に送ってください。

ビジネス交流の場所で10人の名刺を頂いたら、10人全員に。20人なら20人全員に、その日の夜か翌日には送りましょう。

 

名刺交換が多い日は後でどれが誰だったか分からなくなってしまうことも多いですよね。

しかし、よほどの数の名刺を一気に貰わない限り、その日の夜や翌日程度で顔と名前が一致しないということは、まず、ありません。

だからこそ、即、自分からメールを発信するのが自分自身へのリマインズとしても効果的です。

 

例えメールの文中でも、相手の名前を一度二度と繰り返して呼称すれば、名前も頭に入りやすいです。

名前と顔を認識し直すという意味でも、名刺を頂いた方と今後繋げていきたいのであれば即日メールしましょう。

 

日が空くと、名前も顔もほぼ忘れます。(笑)

 

よく言われていることですが、相手との印象的な会話内容や特徴などを名刺の端にメモ書きして覚える方もいますよね。メモプラス、メール送信で記憶を確実に維持しておきましょう。

 

 

全員にメールを送るとしても、本当の一斉送信はNGですから、1通ずつの送信になるので、時間は多少ずれてしまいます。

順番は気にしなくていいので、多少の時差程度にとどめ、一気に送ってください。

今日はこの人、明日はあの人・・と順番に空き時間に送るのではなく、全てのメールは同日に。

「この人とは仲良くなりたいから、この人だけメール送ろう」という分け隔てするのもダメです。全員です。

 

でも、気になる人へのメールから先に送ったり、その人だけ気合い入れて字数を2行増やしたりしても構いません。(笑)

大事なのは、どんなに興味のない相手であろうが嫌な相手であろうが、交換した方全員に挨拶メールを送ることです。

 

そしたら気づくことがありますよね。

 

せっかく送っても、即レスなんて、そうそう返ってこないんですよ。(涙)

スルーされて終わりというのも、あるあるです。

 

名刺交換もいわば社交辞令のようなものなので、名刺交換後の「先日はどうも・・」のような挨拶メールもほとんどは社交辞令です。

概ね、スルーされると思った方がいいでしょう。

「せっかく送ったのに!」「図々しくメールして失礼だったのだろうか。」と、気にする必要は全くありません。

 

「こちらが挨拶送ったのに、挨拶返しもできない人なんだな(お気の毒)」くらいに思いましょう。

 

しかし、そんな中で、丁重にレスポンスをくれる人が必ずいます。

 

10人にメールしたとして、そのうちの1人か2人か、5人なのか、それとも8人なのかわかりません。

10人のうち、ゼロかもしれません。そこでゼロでも、次に名刺交換した3人にメールしたら3人から返ってくるかもしれません。

人間相手なので確率はなんとも言えませんが、即レス、または遅くても1、2日以内には丁寧なレスポンスをくれる人が必ずいます。

 

端的に言うと、今後の交流の可能性がある・大事にすべき相手は「その人」です。

それ以外の、レスポンスがなかった人は「付き合わなくても差し障りない人」です。

 

ビジネスの場合、メールのやり取り程度で無下にはできませんので、「差し障りない人」程度で表現しておきますが、個人的には、最初のメール送信に対してレスポンスがなかった人とは、付き合う必要はないと思います。・・と、これではちょっと語弊があるかもしれませんね。「付き合おうとしてこちらが頑張る必要はない相手」だと思います。

 

 

名刺交換の後、ご挨拶や場繋ぎのために連絡をするとすれば、立場的に下の者から連絡することが圧倒的に多いです。

そのメールを受け取る人たちは、自分達よりも上の立場だったり、クライアント相手だったりと、目上の方達ですから、その方達から即レスを頂こうなんてことは、おこがましいこと。

 

ですから、レスポンスが「無くて当たり前」なのです。

 

にもかかわらず、その方から「即レスを頂いた」「丁寧な返事を頂いた」ということがあったとしたら。

それは、人間として出来た人か、あなたに興味を持っているか、どちらかしかありません。

 

語弊のないように再度伝えると、人間が”他の人たちよりも少し”出来てる、ということで、レスポンスがない人が人間が出来てないというわけではありません。

ただ、誰に対しても分け隔てなく対応し、普通にビジネス対象として誠意を持ってくれているのであれば、即レスが難しくっても、数日以内に挨拶程度のお返事メールくらいは来ます。

 

その挨拶程度の返事すら出来ないとしたら、「物理的な事情で連絡できない人」または「ご本人がメールチェックする時間すら取れない本当に多忙すぎる又は雲の上の人」を除き、それ以外の方は「ただの挨拶できない人」ということです。

 

でも、それが「ただの挨拶できない人」だったとしても、メールの送信元が自分の上司や大事な人からであれば、即日連絡を返すことでしょう。

なので、言葉を悪く言い換えると、あなたが先方にとって挨拶すべき対象に入ってないということです。

 

だから、そんな人を追い続けても時間の無駄。

名刺を頂いて「うわあ、この人と仲良くなりたいなあ!」なんて、1点集中してメールし、レスポンスが無くても、時々様子伺いして押す!というのも営業の場合は大事なことです。

ただ、営業の場合は利害関係や打算の上での行動です。「人間同士の付き合いを成立させたい」という目的とは根本的に違うので、開き直って押して押して営業すべきです。

 

人間対人間の付き合いにおいては、「連絡してもレスポンスがない」という事、これは相手から自分への興味度合いが如実にわかる判断材料になります。つまり、自分に興味持ってくれてないんですよね・・(トホホ)

 

概ね、初期のレスポンスの早さは相手への興味度合いと比例しています。

 

こちらの送った挨拶に、即日(即レスから1、2日程度)でお返事が来たなら、お相手もあなたに興味を持っていたり、挨拶メールをくれたことに対して好感を持ってくれています。

 

数日あるいは数週間空いてしまった場合、優先順位としては高く思われてないのかもしれませんが、後々ご縁があるかもしれないことを先方も考えている、ということです。もしくは「最低限の義理は果たそう」と返信を下さっているのです。いずれにしても、そんな風に相手に思って頂けているだけで光栄なことですよね。

 

 

しかし、稀に、自分が送るよりも相手から先に「先ほどはお会いできて光栄です」なんてメールが届くこともあります。

それは、かなり興味を持たれていますので、即レスすべき案件です。(笑)

そういったこともたまにあるからこそ、なるべく名刺交換したその夜にはこちらから先にメールを送信していた方が、下の立場としては気が楽ですね。

 

現実的には、上記にあげたような、レスポンスをきちんとくれる人の方が少なく、レスをくれない相手がほとんどだという事は理解しておきましょう。

 

 

一般的な常識としては、挨拶メールを頂いたら返信する、これが当たり前です。返さないのが普通ではないので、そこは誤解されませんよう。

 

受け取った連絡にレスポンスすることが常識なのは、どんな人でも分かっている事です。

連絡をとりたくないほどに嫌な相手なら、あえてスルーしている場合もあるかもしれませんが、やはり日々の業務に忙殺されてうっかりしてた!なんてことは人間誰でもあります。

やはり忙しい方の場合は立場上、時間もなければ日々数百と届くメールをさばくのも大変、読む暇だってないし、優先順位もあるし、その中の1件なんて埋もれちゃうわけです。

 

それくらいご多忙な方にも関わらず、そんな方から即レスが来るということがあれば・・・

単純に「好感を持たれたのかな?」「興味を持ってくれたのかな?」というだけではなく、その方からいろんな面で学ぶべきところがある方だと思います。

 

 

 

私たちは、トランプ何個分になるかわからないほどの大量の名刺を、日々の名刺交換でゲットし、それらをキープしていますが、「肩書き順」「企業名順」「出会った日付順」など、どのように整理整頓しようとも、時が少し経てば、誰が何でどうなんだか、さっぱりわからなくなります。

スキャンしてデータ化し、クラウドに保存したとしても、名刺そのものが思い出せないー!みたいな事も。日付なんか見たところで、日々日々忙しくしてるとイチイチ覚えてられませんよね。

 

なので、すぐさま律儀にレスポンスを返してくれた方は「即日メールのやり取り成立」というファイルやボックスに、ちょこっと避けておいてもいいかもしれませんね。

でも、そういった方の場合は追々交流があったりするもので、メール検索だけですぐに情報が引っ張り出せたりするんですけどね。(笑)

 

 

コール&レスポンスの度合いによって、自分にとって信頼できそうな・良いお付き合いができそうな相手は誰なのかというのが見えてきます。

レスポンスのやり取り時点で断定はできませんので、あくまで「良いお付き合いができそう」という、仮定にはなります。

 

ただ、私も周りの知人達の話しを聞く限りでも、名刺交換後の挨拶メールに「即レス」を下さった方で、商談成立してない人はほとんどいません。

仮にビジネスでは成立しなかったとしても、後々長いおつきあいになり今も交流しているという人ばかりです。

 

「挨拶メール送ったけどレスポンスが来なかった」という場合は、すでに返信が来ない時点で相手との関係は終了はしています。

最初の交流のきっかけである”メールのやりとり”という扉を相手が開けてくれなければ、どうしようもありません。そのまま終了のケースや、どこかの場所で挨拶する程度の顔見知りでとどまります。

 

レスポンスが来ない人の他に、数ヶ月や1年後など、突然レスポンスや、改めてメールを送って来られる人もたまにいます。

この場合、向こうが必要になったので連絡した、いうケースがほとんどです。

 

もちろん、それもとても嬉しいことです。思い出してもらえて連絡くださったというのは、感謝すべきですよね。

でも、こちらから挨拶した際に、一旦はスルーされたことは確か。

あくまで、相手にとって利益となるため連絡が来たという事実だけは踏まえた上で、うまくお付き合いしていくのがベターです。

「実はいい人だったんだな!」なんてのめり込みすぎても、おそらく相手にとって必要な場面がなくなれば、再び連絡は途絶えます。

こちらも冷静に、ビジネス上の大人の付き合いとしてうまく渡っていきましょう。

 

さて、テスト実験は何のため?って思った方。

改めまして、何がわかるかということをまとめますと、名刺を頂いた複数人の方へ一斉(同じ日付)にメールを送ったことによって、その時に知り合った人たちの中で、誰が一番自分に興味を持ってくれていたか(興味を持ってくれた可能性が高いか)、ということがわかる、ということです。

 

基本的には、好感を持っている相手に対し、悪い印象を持たれたくないと思うならばレスポンスはするし、興味があれば連絡をします。それが早ければ早いほど、その度合いが高いというのが普通です。

 

恋愛のケースに置き換えて考えても、一目惚れくらいの運命を感じた相手の連絡先をもらったなら即連絡します。

自分が気に入ってる相手から連絡が来たら、なるべく早くお返事しようと思うものです。

 

ただ、即レス下さった全員が全員、あなたに興味を持っている!とはここでは断定できません。やはり人相手のことですから、なんとも言い切れないところでもあります。

 

また、少し触れたように「物理的に難しくてレスポンスできない」という相手が中に入る可能性もあり、そればかりはこちら側からは分かり得ない事です。

 

あまり神経質に考えてはいけませんが、あくまで「目安として」くらいに考えるといいでしょう。

 

「コール&レスポンスが早い」ということは、事務的な処理能力が速い方なのかもしれません。一般常識としての挨拶がすぐさまできるということは、信頼できる方なのかもしれません。

あるいは、あなたにとっても興味を持ってくださってるのかもしれません。

 

様々な観点から「即レス or Not」って参考になりますよ。

 

 

名刺交換した全ての方へ挨拶メールをするということは、自らの偏見や思い込みを正すということにも役立ちます。

 

名刺を頂いた後、自分から積極的にメールをしようとして即日連絡する時って、どんな時でしょう?

それは、自分が連絡したいと思った相手が名刺交換した方々の中にいるときです。

 

実は自らが分け隔てをして、送付先の選定をしているんです。

 

言葉をあまり交わさなかった相手の名刺は、名刺ケースにしまわれているだけになっていませんか?

魅力的な肩書きの名刺を頂いたら、その方への連絡だけは率先して行い、その名刺を延々とお守りのように大事にキープしていませんか?

意気投合して話しが盛り上がった方々だけに連絡をしていませんか?実は、意気投合したと思っているのは自分だけかもしれません。

 

そういった色眼鏡や偏見を抜きに、全ての人に誠意を持って連絡を投げてみるのです。

 

すると、名刺交換の際に惑わされがちな「肩書き」に捉われずに、自分がどんな方と人間関係を構築していきたいか、お付き合いしたいかというのが、なんとなく見えてきます。

初期のメールのやり取り、というスタート時点で、自分にとって誠意を持って接してくださっている相手が明瞭にわかるからです。

 

名刺交換した相手に挨拶メールをする時は、自分やもしくは会社にとって有益な人かどうか、魅力的な人かどうかという所感や、名刺という目に見える字面の情報で選定するのではなく、全ての人に連絡しましょう。

情報だけで判断すると、大事なご縁を逃してしまうかもしれません。

どれだけ沢山の人と名刺交換を繰り返しても、印象に残った人や興味がある人にだけ連絡していると、手に入らない関係性ばかりを追うだけになるかもしれません。

 

名刺を交換した時間や場所を共有したというだけでも、ひとつの大きなご縁です。

せっかくのご縁を何かに活かそうと思うなら、自分のことを相手に偏見なく付き合っていただきたいと思うなら、まずは自らが偏見を取り除き、全ての人へ誠意を送りましょう。

 

その誠意に応えてくれた人が、あなたに誠意を示してくれたということです。

 

あっ、もちろん「名刺交換なんかしない」という方は、それでOKだと思いますよ!

個人的には、名刺にある肩書きは迷いの素だと思うので。お互い会話や表情に触れ合っていれば、興味があれば自然に交流していくものです。

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!