前回のブログ、『ビジネスで付き合いたく無いタイプ5選。こんな人からは逃げるべし!』にて、①〜④のタイプをご紹介しました。
今回は、その続きとして、「タイプ⑤」についてお話ししたいと思います。
個人的には、一番このタイプが厄介かな〜と思っております。(笑)
仕事の仲間内でも「間違いなくデビル」と呼ばれているタイプです。
タイプ1〜4までは、以下のリンクより、お読みいただけたらと思います。
それでは、行ってみましょう!
⑤人脈泥棒には絶対に注意
人脈泥棒、存在しますよね。(笑)
被害に遭った方も多いのでは。
これって、紹介した恋人を奪われたり、親友が他の友人と仲良くして嫉妬する、というのとはまた違うのです。
学生時代に、仲良くなろう!と近づいてきては、自分の服装や持ち物を盛んに真似して同じものを買おうとする子とか、別の友達と遊んでいる時に割り込んでくるような子、いませんでした?
ここで言う「人脈泥棒」とは、そういうタイプのビジネス版ですかね。(笑)
自分の大切な友人関係やビジネス関係の仲間を、前回のブログに書いたようなタイプの人たちには、「絶対に」紹介しないほうがいいです。
クライアントの紹介は当然のこと、よく利用している行きつけのお店なども同じです。
「人間持ちつ持たれつだから、友人同士やビジネス相手を紹介し合うのは大事なのでは?」
なんて、思いますよね。
もちろん、人を紹介することが悪いわけではありません。
世界を広げること、人間関係を繋げていき、多くの視野を持つことで得ることは沢山あります。どんどん交友関係を互いに広げていくべきです。
しかし、交友関係や人脈を広げて良い方向に進むと言うのは、それが友人同士や、信頼しあえるビジネス仲間だからこそ気持ちよく成り立つ事。
だからこそ、互いに助け合える環境を増やし、人脈の輪を広げられるのです。
前回のブログで例にあげたようなタイプや、人付き合いに利害を優先するようなタイプの人たちは、間違っても「友人」「信頼できるビジネス相手」ではありません。
そういった人を、自分の大切なビジネスや友人などの人脈の輪に入れてしまうと、損するどころか、大切な人間関係をひっ掻きまわされてしまう事もあります。
それどころか、紹介した自分が責任を問われたり、紹介者として恥ずかしい思いをすることにもなりかねません。
自分の仲間の誰を紹介するか、ではなく、自分の大事な仲間を誰「に」紹介するか、が大事であり、注意が必要です。
自分の知人を紹介する相手が、信頼できる人であり、誠意ある人であれば「うちの近所の人です」みたいな、ビジネスには何の関係もないような人を紹介したとしても、有効に交友関係を繋げ、紹介者である自分にとっても嬉しく感じるような人間関係を保ってくれることでしょう。
しかし、ただただ人脈を欲しがっている相手に「誰か紹介して」と言われて、自分の大事な仲間を紹介した場合。
輪を広げてより密な人間関係を保つどころか、良い輪が疎遠になってしまったり、思わぬ展開になってしまうこともあります。
確実に信頼している相手以外に「誰か紹介して」「どこか行きつけの店紹介して」など言われても、適度にスルーしたほうが良いです。
「行きつけの店」の紹介も控えるべしという理由としては、お店側の売り上げ面のみを考えると、沢山友人を紹介してお客様を増やす協力をする事は良い事に思えるのですが、なんでも良いわけではないのです。
接客業は他のお仕事と同じように、大勢のお客様の対応をし、サービスを提供する大変なお仕事。
普通に店を利用するなら良いのですが、「人脈泥棒」や「利害優先」するタイプの人に限って、「〇〇さんの知り合いだからサービスして」というような、店からのサービスを必要以上にテイクしようとする人や、VIP対応を求める人なども多いのです。
初対面で「無償で仕事手伝ってくれない?」という人と同じですね。
お店を紹介するのはあくまで自分です。自分がそのお店に同席しなくても安心できるようなタイプの人でないならば、安易な紹介は避けた方が無難。
自分が常連である店であれば尚のこと、質の良い、好まれるようなお客さんを紹介したいですよね。紹介先のお店にだって喜ばれたいですから。
「一見さんお断り」というのがありますよね。
上客の紹介だから安心して受け入れてくれる、それは信用問題です。
信用できない人は、例えどんな小さな食堂だろうが紹介しないほうがいいです。
私も少し前までは「君の友人で〇〇ができる人、いない?手伝って欲しいんだけど。」と言われれば紹介したり、そこそこの軽い付き合いの人でも、自分の友人や仕事仲間に会わせたり交流の席に呼んだりと、人脈や友人を、気にせずバンバン紹介していました。
大抵の場合は、友情の輪が広がり、互いの人脈も広がり、それらの人たちと気持ちよく関係を保てます。「ファミリーが増えた感」になりますよね。
しかし、稀に、不愉快な思いで終わることもありました。
そんな時は(紹介しなきゃよかった)と、心の狭い思いにかられます・・・
よくよく考えたところ、不愉快になってしまう場合の相手って、自分の人脈を「紹介した後の行動パターン」が、全て一致している事に気付いたんです。
まずは「交友関係や人脈を紹介して良かった!」と思うパターン。
人脈や仲間を紹介して良かった!と思うパターンです。
自分の交友関係の大事な人、その人を紹介した相手、そして自分。
これら三者の皆の交友関係が、その後も変わることなく続きます。
良い関係性の中に「プラス1」となるので、当然プラスです。
関係を広げた事で互いの視野も広がり、共通の仲間が増える事で、後々の付き合いが楽になる時もありますよね。まとめて集まったりとか。(笑)
私も、ビジネス関係のみならず、交友関係で「ウマが合いそうな人同士」を紹介したりもしますが、元々の友人である自分よりも、紹介した同士が仲良くなってしまったり(笑)、お互いの話しが筒抜けだったりする事も出てきますが、それって、むしろ嬉しい事です。
やはり、自分の大事な人間関係を紹介して、それが他の友人にも受け入れられたり、好かれたりしていると思えば嬉しいですから。
また誰か他の友人にも会わせたいなーと思ってしまいます。
そう思うのも、三者がそれぞれに良い交友関係を保っているからなのです。
そして「紹介しなきゃ良かった!」と思うパターン。
- 自分の人脈や大事な人を紹介したところ、紹介先相手が自分の知らぬ所でその人に粗相をしたことを人づてに知る。
- 自分の人脈や大事な人を紹介した瞬間、紹介してあげた人からの連絡・交友関係が途絶える。
自分の仲間を紹介して、「あの人には紹介しなきゃよかった」と思うパターンが、必ず、上記のパターンです。(苦笑)
特に、後者。
これが「人脈泥棒」です。
こういった人は、自分にとって利益のありそうな交友関係を持つ人に近付いて、その人脈を得たら、紹介者は用済み。
今までの連絡はなんだったんだ?と言うほどに、自分(紹介者)へのコンタクト回数が静かになります。(笑)
そして、こちらが紹介した人の人脈を更に狙いますので、自分の大事な仲間も、その「人脈泥棒」から不愉快な思いをさせられる事になります。
紹介者としても、心苦しいですよね。
また、そういった人は、こちらが紹介した事すら忘れているのが特徴です。
盗んだ瞬間に「自分のもの」ですから、紹介してくれて助かったよ、なんてフォローを期待してはいけません。
翌日から紹介者はスルーで、紹介してあげた仲間内を飲みに誘ったり、必死で営業をかけていたりします。
こう言う人って、本当に存在します。
まさに前回のブログのタイプ②に関連するタイプであり、肩書きから肩書きを狙って、どんどんと人の輪を渡り歩いて行くのです。
伝手扱いだったんだな、と気づいた時点でその方とは付き合わないほうがいいですが、それ以前に、自分の大事な交友関係は「大事な人以外」には紹介しないのがベストです。
誰か紹介して〜って言ってくる人は、実はそんなに親しくない人がほとんどだったりするんですよね。つい同情したり力になってあげたくなりますが、騙されないようにしましょう。
実際に私も、ごく数人ですが、こう言うタイプに出会いました。
精神衛生上悪いですね。
何が精神衛生上悪いかと言うと、ギャップ。
私自身に近づいてきた頃(誰かを紹介する前)は、やたら慕ってくれたり、マメにこちらを心配してくれたりするような、一見、好意的な対応をするんですよ。
しかし、自分の知人を紹介した途端に、今度はその知人に媚び媚びになり、一点集中でこちらとは疎遠に。
なまじ最初の頃が好意的なので、その後のギャップが違いすぎて、それが故意なのかどうかわからなくなるんですよね。
ニコニコ近づいてきて、すうっと人脈を盗んではすうっとフェイドアウトしていくだけ。
人間不信になったり、思い出してイラッとしてしまったり。
でも、そんな事を思ってしまう自分に「心狭いわー」と自己嫌悪に落ち着く。(笑)
ある意味、本来悪くない側へそう思わせてしまうところがデビルかもしれません。(笑)
人脈泥棒さんタイプは、紹介者に対しては必ず不義理で終わりますし、紹介してあげた知人に対しても、不要になったら不義理で終わる。次に必要な人を探すための、ハシゴに過ぎないのです。
言葉を言い換えると、都合よく使われているだけ。違和感を感じたら早めに付き合いを遠慮するべきです。
そして、大事な人ならば絶対に、信頼できない人には紹介しちゃダメです。
私の仲間内で以前に粗相をやらかし「要注意」とされている人から連絡があったんです。
「新しいビジネスを始めるにあたって、誰か紹介してほしい、知り合いいない?」という連絡です。
しかし、要注意という噂があったので、心苦しいながらもやんわりお断りしました。
でもね、本当に感じのよーい、調子のいい感じで、まるでお茶したばかりの親友のように連絡してくるんですよね。別段、そんなに仲良い友達でもないのにね。
その「要注意」とされてた人も、実は人脈泥棒さんなのです。
仲間内のいろんな人に「誰か紹介して」と訊ねては、人の輪から人の輪を渡り歩き、粗相を繰り返すので、周りから避けられるようになってしまったのですよね。
一見すると良い人にしか見えないのですが、皆が「間違いなくデビルだよね!」「一番仕事をしたくない!」と、口を揃えて苦手とする人なので、今回のお題に「デビル」を使わせていただきました。(笑)
自分の知識やアイデアは、どんどん周囲に伝えていくべきだし、そして交友関係や人脈も、積極的に紹介したり、紹介されたり、広げていくべきです。
しかし、忘れてはならないのが、それを利用しようとしている人だって、中にはいるという事実です。
そして、その存在こそが、あなたへ向けて愛想よく良い人風に近づいている可能性もあります。
良い人にしか見えないのに、気がつかないうちに自身に負担かけていたり、酷い相手の場合はビジネスの妨げとなっている可能性もあります。
恋人を取った取られたと同じで、紹介したのが悪いのか、紹介されて盗んだ方が悪いのか、それとも、単純に当人同士が惹かれあったので仕方がない事なのか、わかりません。
しかし、それが「良い関係」ならば、自分の仲間を紹介した途端に、それらのバランスが崩れるという事はありません。
恋人同士の関係が第三者の出現によって崩れる時は、必ず、そこに誰かの何らかの意図があります。
ビジネスも同じ、崩れる関係というのは、どこか、誰かに歪みや計画、欲望が存在するから崩れるのです。
それぞれに誠意があったり、好意的に捉えている場合は崩れません。
自分が紹介する場合だけでなく、誰かを紹介される時も注意したほうがいいかもしれませんよね。
紹介された時も慎重に。
万が一、紹介された人が「合わない」と感じたら、角が立たないうちに付き合いをご遠慮しましょう。
それぞれが互いに誠意を持って付き合える者同士であれば、自然に個々の付き合いも上手く行き、真の友人同士となり、共通の仲間と化していきます。
それがビジネスでの交流なら、より良いアイデアを出し合えたり、お互いにサポートし合えたり、持ちつ持たれつで気持ち良い関係になっているはずなのです。
ビジネス上での人間関係が崩れるのは、些細な人脈の紹介から始まっているのかもしれませんよ。
次回は、逆のパターンとして、『ビジネスで大事にしたい人』のお題でお話しを続けてみたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。